マスタープラン策定の趣旨
伊奈町では古くから農耕が営まれ、美しい田園風景は町民の貴重な財産となっています。しかしながら、近年、農業者の高齢化や後継者不足の問題が深刻化しており、町の所々に遊休農地が散見されています。また、消費者ニーズの多様化など、農業を取り巻く環境は厳しいものとなっています。
このような状況の中で、伊奈町の農業を維持・発展させていくために、目指すべき方向性や具体的な施策を示すことを目的とした伊奈町農業戦略マスタープランを策定いたしました。
伊奈町農業の目指す姿
町民との交流や町民の参加、地域内の事業者の連携を推進することにより、
- 安心・安全でおいしい農産物の安定供給
- 地域全体の6次産業化による付加価値の向上
- 田園風景や町に点在する畑地・果樹園の景観の維持・保全
- 人とのつながりの場、地域コミュニティの形成
を図り、“町民や農業者の『豊かで充実した暮らし』の実現”を目指します。
基本方針
地域特性を活かした都市農業の振興
担い手の育成や経営の安定化を促進し、新鮮で安心・安全な農産物を安定供給するとともに、環境保全や景観形成、農業体験・交流の場の提供など、農業の持つ多面的な機能を有効に活用することで、伊奈町農業の維持・発展を目指します。
計画期間
計画期間は、2019年度から2028年度までの10年間とし、5年以内に優先的に取り組むべき重点プロジェクトを立案し、中間年度(5年目)に見直しを行います。