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伊奈町

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町長の所信表明(令和2年第2回伊奈町議会)

[2020年6月2日]

ID:6001

 本日ここに、令和2年第2回伊奈町議会6月定例会の開会にあたり、所信表明の機会をいただき厚く御礼を申し上げます。
 2期目の私の町政に対する基本的な考え方を申し上げ、今後の町政運営に向け町民並びに議員の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 さて、この度の町長選挙におきましては、議会をはじめ、各方面からの温かいご支援を賜り、2期目の町政を担わせていただくこととなりました。2期目に向けて気持ちを新たに、町長としての職責の重さを厳粛に受け止め、町民の皆様の声にしっかりと耳を傾けながら、町政の発展に全力を尽くしてまいる所存でございます。
 私は、これまでの4年間、町民の皆様とお約束をした8つの項目について積極的に施策を進め、「ずっと住みたい緑にあふれた キラキラ光る 元気なまち」「日本一住んでみたいまち」を目標に、皆様のご協力をいただきながら、さまざまな事業に誠心誠意取り組んでまいりました。

 伊奈町は、今年、11月1日に町制施行50年を迎えます。2期目につきましては、次なる50年に向けたスタートの年であり、今後の伊奈町の方向を決める極めて大事な年となります。
 私は今、先人たちが築いた今日までの多くの成果を礎とし、さらなるまちの躍進に向けて最善の努力を傾注する覚悟でございます。
 つきましては、次に申し上げます5項目と、また、昨年度策定いたしました、町の総合振興計画とを併せて、今後のまちづくりの目標として、よりスピード感を持って取り組んでまいります。

 1つ目は、「災害に強いまちづくり」でございます。
 昨年は、各地で地震・豪雨・台風などによる自然災害が多く発生した年でありました。災害時においては、自助、共助、公助の考え方が基本となりますが、その中で一番重要となりますのは、自分の命は自分で守る、自助の力であります。
 いつ発生するかわからない災害に備え、毎年実施している防災訓練や各区における防災に関する取組の充実を図るとともに、地域防災計画の改定を行うなど、町民の皆様の防災・減災への関心、知識を深め、日本一災害に強いまちを目指し、より一層の災害への対応力を高めてまいります。

 2つ目は、「広域連携のまちづくり」でございます。
 行政運営を進めるにあたり、町の施設では、一部、近隣市との連携を図っておりますが、さらなる連携強化により、より豊かな暮らしの提供が可能であると考えております。
 現在、消防力の強化を図るため、令和5年度からのスタートを目標に上尾市との消防の広域化を進めております。また、クリーンセンターについては、施設の老朽化から、こちらも同じく上尾市とごみ処理施設の共同設置を進めているところでございます。
 今後は、これらの連携を加速させていくとともに、文化やスポーツ施設などの共同利用をはじめ、道路や河川などについて、管理体制の相互協力をより強化させ、利便性の高い魅力的なまちとなるよう、近隣市への働きかけを積極的に行ってまいります。
 
 3つ目は「産業振興のまちづくり」でございます。
 まちの賑わいの創造には、何より、産業の振興は欠かせません。
 伊奈町は、都市化が進みながらその一方で、緑豊かな自然を残し、梨やぶどうをはじめとした農産物の生産も行われるなど、特徴のあるまちとなっております。
 これまで、この特徴を活かすとともに、伊奈町の基礎をつくった伊奈忠次に焦点をあて、観光も含めた活気あるまちづくりを進めてまいりました。
 今後も、県内最大規模を誇るバラ園や伊奈氏屋敷跡をはじめとする、観光資源を活用した事業の充実を図り、町の魅力を県内外に発信していきたいと考えております。 また、商工業においては、雇用の促進の観点からも企業の誘致を積極的に行うなど、商業、工業、農業、観光全体の振興が町民の皆様の元気につながるよう事業を展開してまいります。
 
 4つ目は「教育環境充実のまちづくり」でございます。
 私は、まちづくりはひとづくりであると考えております。
 子どもたちの学力向上を図るためには、まずは、教育環境の充実が重要であるとの思いから、学校施設の整備を行ってまいりましたが、まだまだ十分ではございません。
 未来を担う子どもたちのため、引き続き施設整備を進め、学習面では、子どもたちの可能性を広げるための事業として、英語教育の充実や子どもたち一人ひとりへのパソコン端末の早期導入、学校図書の拡充を進めてまいります。
 
 5つ目は「国際化対応のまちづくり」でございます。
 4月末現在、わが町には34ヶ国、476人の外国人の方々がお住まいになっており、近年、その数は増加傾向にあります。昨年、交流のきっかけづくりとして、伊奈まつりにおいて国際交流コーナーを設置し、多くの方々にご参加をいただきました。
 外国人の方々も同じ伊奈町民として、町の良さを知っていただき、地域のみなさまと一緒に楽しく過ごしていただくことで、町の活性化にもつながってまいります。
 来年に延期となりました、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、これまで以上に国際化の波を身近に感じることとなるはずであります。 世はまさに国際化へのスピードが進む中で、今後、町でもグローバル化に対応するための教育の充実を図るとともに、世界人として活躍できる人材の育成に努めてまいります。

 以上、2期目に臨むにあたり、主な政策を申し上げましたが、この度は、全町民の信託を受け重責を強く感じているところであり、その責任を果たすべく全力投球をしてまいる所存であります。
 
 重ねて申し上げますが、今年、伊奈町は11月1日に町制施行50年を迎えます。 伊奈町の歴史を顧みますと、1590年に伊奈忠次が小室領に入ってから430年が経ち、明治8年に小室村が誕生、明治22年に小針村が誕生、昭和18年に小室村と小針村が合併し伊奈村が誕生、今から77年前でありました。そして、27年後に伊奈町が誕生、昭和45年11月1日のことでありました。
 今、私たちはこの記念すべき新たなスタートにたち、この先、町生誕100年を見据え、伊奈町をさらに躍進させていくことが私たちの使命であると強く感じているところであります。 そのために、議員の皆様をはじめ職員と力を合わせ、町民のため、町発展のため、全身全霊で取り組んでまいる所存でございます。
 どうか、今までにも増して、議員の皆様の一層のご理解とお力添えを賜りますよう重ねてお願い申し上げ、私の所信表明といたします。

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