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伊奈町

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令和2年度 施政並びに予算編成方針

[2020年4月1日]

ID:6002

施政方針

 私は、就任以来一貫して、「ずっと住みたい 緑にあふれた キラキラ光る 元気なまち」の実現に向け、多くの皆様のご指導やご協力をいただき、誠心誠意、町政運営に取り組んでまいりました。これまで、お力添えを賜りました、すべての皆様に、感謝を申し上げます。
 昨年を振り返りますと、5月には、30年余り続いた「平成」から新元号「令和」に改元が行われ、伊奈町が町制施行50年を迎える令和2年11月1日に向け周年記念事業が始まった慶事の年でございました。
 また、ラグビーワールドカップが日本で開催され、みんなでひとつになる「ワンチーム」を合言葉に日本チームが活躍し日本中が沸きました。
 その一方では、各地で地震・豪雨・台風などによる自然災害が多く発生した年でもありました。10月の台風19号では、埼玉県においても、土砂災害や河川の氾濫等により、多くの自治体において被害を受けたところでございます。
 伊奈町は大規模河川や山間部が無く比較的災害が少ない地形ではありますが、近年の異常気象は今までの常識が通用しない激しいものになっています。自然災害などに対し、行政として、できる限りの備えをしていくことの大切さを、改めて痛感したところでございます。今年度初めて、例年8月末に実施しておりました防災訓練を1月26日に実施いたしました。当日は、各地区の自主防災組織を中心とした避難所運営訓練など、住民参加型の内容を盛り込み、自助・共助の考えに基づいた訓練を通して、地域防災力向上のために、一人ひとりが身近なところから防災意識を高め、「自分たちの町は自分たちで守る」という考えを育むためのきっかけになったものと感じております。厳しい寒さの中での訓練となりましたが、災害はいつ起こるかわかりません。町民自らが取り組む「自助」、地域で取り組む「共助」、そして行政が取り組む「公助」の意識をより高め、また、災害発生時には迅速で的確な対応ができるよう、地域との連携を大切に、防災体制の強化を引き続き図る必要がございます。
 「災害に強いまちづくりに向けた町民との協働」については、将来にわたり持続可能な町政を実現するため、現在、有識者をメンバーとする「行財政改革推進会議」へ諮問しているところでございます。
 また、大きな課題でございました、役場庁舎のあり方につきましては、耐震強度の不足、設備の老朽化、災害の際の防災拠点として機能不足などの状況を考慮して、「北庁舎は建替え、東庁舎については有効活用していく」方針を決定いたしました。町民サービスの向上と災害に強いまちづくりの拠点となる庁舎とすべく、速やかに事業を進めてまいりたいと考えております。
 今後の伊奈町は、安心して暮らせるよう「災害に強いまちづくり」に取り組み、「町民の誰もが笑顔で暮らせる」そうしたまちづくりを進めてまいります。

 平成31年度・令和元年度の取組におきましては、昨年11月 2日からコミュニティバス「いなまる」をリニューアルし、2台での運行を開始するなど交通の利便性向上を図りました。
 クリーンセンターにおいては、高齢者や障がい者等で、自らごみを集積所に持ち出すことが困難な方を対象として、ごみの収集を行う「ふれあい収集事業」を開始したところでございます。また、一人暮らしやお年寄りだけの世帯を地域のみなさんで支える「お年寄り世帯見守りたい」は、現在、700名以上の方に登録していただき、日々活動しております。
 さらに、にぎわいのまちづくりの一環として、「忠次公レキシまつり」や「伊奈備前守忠次シンポジウム」など、町名の由来となった伊奈備前守忠次公によるまちづくりを進めており、多くの方々にご参加いただき盛大に開催することができました。ご参加、ご賛同をいただきました皆様のご協力のもと、この忠次公によるまちづくりが着実に進んでいることに対し大変嬉しく思っているところでございます。
 町の税収確保並びに公平な税負担という観点から、徴収事務体制の強化を図り、滞納整理を進めてまいりました。その成果として個人住民税の徴収に関し、今年2月、埼玉県知事から納税率アップ部門において、表彰を受けたところでございます。今後も、より利便性の高い納税環境の整備を進め、期限内納付の徹底と更なる徴収対策の強化を推進してまいります。
 そのほか、伊奈町、毛呂山町及び川島町の3町によるバラによる相互交流の実施、マイナンバーカードを利用したコンビニ交付サービスの開始、子育て支援課窓口前への「キッズスペース」の設置、子育て支援センターの毎月第2土曜日の開所、小室小学校北校舎のトイレ大規模改修や中学生の英語検定受検料補助の拡大、中部公園において地元野菜や加工品等の販売とともに障がいのある方と交流を図るイベント「いなマルシェ」の開催、伊奈中央駅のニューシャトル高架下を活用した町のにぎわいの創出など、諸施策を実施したところでございます。本年も町の基本目標を定めた伊奈町総合振興計画に基づき、各種施策に全力で取り組み、「日本一住みたいまち」を目指し、邁進してまいります。 

 本年夏には、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。多くの外国人の方々が日本を訪れることでしょう。そして、さまざまな国の方々と触れ合う機会も増え、我々にもグローバルな感覚が求められることになります。
 現在、伊奈町におきましても、35か国、473名の外国人の方がお住まいになっております。昨年8月の伊奈まつりにおいては、まつり会場に国際交流ブースを新たに設け、外国人の方との交流を呼び掛けたところでございます。我が町にも柔道オーストラリアチームが事前キャンプに訪れる予定です。東京オリンピック・パラリンピック競技大会において、活躍を期待するとともに、スポーツ、文化などさまざまな分野において交流を行い、皆様の心に残るものにしてまいりたいと存じます。  さて、2020年は、本町が町制を施行して50年を迎える節目の年でもあります。町制施行50周年を記念いたしまして、昨年 11月2日から今年11月1日までを周年期間と位置づけ、記念ロゴマークやバックパネルの作成、ラッピングニューシャトルの運行開始、各種50周年記念イベントの開催など諸施策を実施してきたところでございます。今後も町民の皆様が気軽に参加できる、さまざまな記念事業を実施してまいりたいと考えておりますので、ご協力をお願い申し上げます。

予算編成方針

 はじめに、町民税でございますが、経済情勢等を考慮し、個人分につきましては2.7%の増、法人分につきましては2.4%の減とし、個人・法人分、合わせまして、29億594万円、令和元年度当初予算対比で、2.0%の増を見込んだところでございます。
 固定資産税でございますが、土地につきましては、地価の動向と利用状況を考慮し0.4%の増、家屋につきましては、新築家屋の増加分を考慮し2.4%の増、償却資産につきましては、企業の償却資産の増加分を考慮し、4.4%の増といたしました。固定資産税全体としましては、25億1,051万2千円、令和元年度当初予算対比で、2.1%の増と見込んだところでございます。
    国庫支出金及び県支出金でございますが、児童手当国庫負担金や特定教育・保育施設施設型給付費負担金等により、国庫支出金15億9,313万4千円、県支出金9億9,123万9千円を見込んだところでございます。
    次に、町債につきましては、庁舎等維持管理事業・防災施設整備事業等の総務債、総合センター整備事業等の民生債、町道整備事業・排水施設整備事業・公園整備事業等の土木債、消防緊急車両購入事業の消防債、小学校整備事業・給食センター整備事業・体育施設整備事業等の教育債、臨時財政対策債を発行し、合計で7億7,240万円を見込んだところでございます。
    なお、財源の不足に充てるため、財政調整基金から1億6,075万4千円を繰入金として見込んだところでございます。
    次に、歳出でございますが、主な事業といたしましては、町制施行50周年記念事業、役場庁舎整備事業、公共施設等個別施設計画策定事業、国際交流事業、納税環境整備事業、地域見守り支援事業、地域生活支援事業、特定教育・保育施設運営事業、放課後児童環境整備事業、健康長寿花めぐり事業、任意予防接種実施事業、広域ごみ処理施設整備事業、土地改良事務費、用排水路維持管理・整備事業、企業誘致推進事業、記念公園整備事業、消防庁舎改修事業、特殊災害等対策事業、消防緊急車両購入事業、教育指導事業、英語指導助手活用事業、小学校整備事業、給食センター整備事業、埋蔵文化財活用事業、友好都市スポーツ交流事業、体育施設整備事業のほか、道路・公園・下水道・区画整理などの生活基盤整備関連事業などの予算を計上いたしました。
 こうして編成いたしました一般会計予算は120億5,300万円で、令和元年度当初予算対比4.2%の増でございます。
 
 次に、特別会計でございますが、国民健康保険特別会計37億9,483万3千円、6.7%の減、中部特定土地区画整理事業特別会計1億4,716万1千円、36.7%の減、介護保険特別会計 25億2,047万9千円、5.1%の増、後期高齢者医療特別会計4億6,570万4千円、14.4%の増、一般会計及び特別会計の予算総額は、189億8,117万7千円となり、令和元年度当初予算対比1.6%の増でございます。
 次に、水道事業会計につきましては、水道事業の収益的収支のうち、収入は11億4,377万1千円、これに対し、支出は10億5,217万4千円で、差し引き9,159万7千円の税込み利益を計上いたしました。
 資本的収支につきましては、収入では3億3,215万6千円、支出では7億1,739万6千円となり、支出額に対して収入が不足する額3億8,524万円は、過年度分損益勘定留保資金等で補てんする考えでございます。
    次に、下水道事業会計につきましては、令和2年度より公営企業会計に移行し、下水道事業の収益的収支のうち、収入は8億8,890万1千円、これに対し、支出は8億7,697万4千円で、差し引き1,192万7千円の税込み利益を計上いたしました。
 資本的収支につきましては、収入では3億3,869万2千円、支出では5億7,535万6千円となり、支出額に対して収入が不足する額2億3,666万4千円は、当年度分損益勘定留保資金等で補てんする考えでございます。
 
 以上が令和2年度施政並びに予算編成方針でございます。
 

伊奈町総合振興計画に基づく令和2年度実施予定の事業

(1)「防災・減災みんなで考え行動するまち」~安心・安全なまちに暮らす

 近年、全国各地で頻発しております自然災害等から、町民の皆様の生命財産を守り、災害への対応力を高める防災・減災に関する取組を進めます。
 まず、「地域防災力の向上」では、各自主防災組織等を中心とした意識啓発等を行い、共助を目的とした住民参加型の防災訓練を充実させ、町民皆様の防災意識の向上を図ってまいります。また、各地域で発生しております浸水被害を軽減するため、「伊奈町河川・下水道事業調整協議会」により、町と県が連携して河川及び下水道の整備をより効果的に実施できるよう事業間の調整を行い、浸水対策を円滑に進めてまいります。
 さらに、公共施設等の維持管理の見通しを立てるため、長寿命化・複合化等を考慮した施設ごとの個別施設計画を策定するなど、災害に強い社会基盤づくりを進めてまいります。 次に、「消防・救急体制の充実」では、年々増加する救急業務に対し、より高度な救急救命処置を実施するため、消防緊急車両(高規格救急車)を新規購入するとともに、特殊災害等対策として救助マットの更新及び救助用ボートを購入し、救助用備品の充実を図ります。さらに、町の消防力の向上を図るため、上尾市との消防広域化に向けた協議を加速させてまいります。

(2)「いきいき元気健康長寿のまち」~健康で心安らぐまちに暮らす

 町民の皆様が心身ともに健康な暮らしができるよう“健康マイレージ事業”を引き続き実施いたします。人生 100年時代と謳(うた)われるこの時代を健康でいきいきと長生きしていただくために、地域で開催する健康長寿教室や疾病の予防、早期発見を促す施策やこころの健康づくりを推進し、町民全体の健康増進を図ってまいります。また、新たにバラまつり開催時に合わせ、花が咲く地域の公園やオープンガーデンを巡る “健康長寿で花めぐり事業”のほか、各種健康づくり対策事業を実施します。
 「地域医療体制の充実」では、引き続き医療機関と連携し夜間及び休日の医療体制の確保に努め、町民が安心して生活できる環境を整備してまいります。
 「高齢者サービスの充実」では、地域全体での見守りをさらに推進するため、所在不明の高齢者等に関し、LINEを活用して「お年寄り世帯見守りたい員」等に情報を発信することにより、所在不明者に関する情報連携を強化するほか、認知症等により外出時の見守りが日常的に必要となる高齢者等に対しては、「どこシル伝言板」や「GPSによる探索機器」の導入費用に対する補助など、ご本人やご家族が日々安心して過ごすための一体的な事業として、「いな見守りONE TEAM事業」を実施いたします。
 「障がい者の生活・自立支援」では、障害者計画、障害福祉計画、障害児福祉計画の現行計画を一体的に見直し、令和3年度からの次期事業計画を策定するとともに、地域の障がい者相談支援体制の中核となる「基幹相談支援センター運営業務」、障がい者や家族からの相談に応じ必要な支援を行う「障害者相談支援事業運営業務」、障がい者に創作的活動等の機会を提供し、社会との交流の促進を図るとともに相談支援事業を併せて行う「地域活動支援センター運営業務」、障がい者虐待の通報・届出の受理や障がい者虐待防止に関する啓発活動等を行う「障害者虐待防止センター運営業務」、在宅障がい者が安心して地域で生活することができるよう緊急時の体制を整える「地域生活支援拠点業務」の5つのサービスを新たに上尾市、桶川市と2市1町共同で行い、障がい者の相談支援体制の強化を進めてまいります。
 「社会保障の充実」では、老人福祉法に基づく「高齢者保健福祉計画」及び介護保険法に基づく「第8期介護保険事業計画」を策定し、令和3年度から令和5年度までの計画期間に係る介護保険料の決定及び円滑な介護サービスの提供に備えてまいります。

(3)「人を育てはじける笑顔輝くまち」~豊かな心を育むまちに暮らす~

    安心して子どもを産み、育てることのできる環境の整備を進め、子どもや子育てを取り巻く環境の変化に対応するとともに、子育て世代のニーズに適応していくため、「子ども・子育て支援の充実」では、1歳から4歳未満の小児に対し、肺炎などの重症化を予防する観点から、インフルエンザ予防接種に対する費用補助を新たに開始いたします。さらに、南小学校の児童クラブを1か所増設し、合計17か所とするなど子育て支援を充実し、日本一子育てしやすいまちを目指してまいります。
    「確かな学力と自立する力の育成」では、ALT(英語指導助手)の派遣をより充実させ、生の英語にふれ親しむ環境の充実を図り、児童の英語に対する興味を醸成してまいります。加えて、平成30年度より実施しております、英語検定補助につきまして、3級以上の取得率50%を目指し夏休みに英検合格対策講座を実施するなど、県下学力ナンバーワンを目指し、積極的に支援してまいります。
    「質の高い学校教育を推進するための環境の充実」では、ICT教育の環境整備、南小学校校舎のトイレ大規模改修、学校給食センターの設備改修等学校施設の計画的な修繕等により、良好な教育環境の充実を図ってまいります。
    「スポーツ及びレクリエーション活動の推進」では、いよいよ本番を迎えます、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における柔道オーストラリアチームのホストタウンとして、伊奈町と柔道オーストラリアチームとの友好をさらに深めてまいります。
    また、つくばみらい市で開催される、つくばみらい市長杯軟式少年野球大会に町スポーツ少年団が参加するなど、友好都市とスポーツを通し交流を深めてまいります。
    さらに、丸山スポーツ広場のテニスコート2面をクレーコートから人工芝コートへ改修を行うなど、スポーツ環境の整備を進めてまいります。

(4)「キラキラ光るずっと住み続けたいまち」~緑あふれる、にぎわいのあるまちに暮らす~

    伊奈町への興味関心を持ってもらい「行ってみたい」と思っていただけるよう、まちのにぎわいの創出と活性化を図ってまいります。
    「シティプロモーションの推進」では、伊奈備前守忠次公やバラ園等、町の観光資源の魅力向上、新たな観光資源の発掘や開発、新たに委嘱いたしました「伊奈町魅力発信大使」や各種メディアを活用したシティプロモーションを推進し、関係各課が連携し、町の魅力を内外に発信してまいります。
    「緑の快適空間づくり」では、緑のトラスト保全第13号地“無線山・KDDIの森”の保全を継続してまいります。記念公園バラ園につきましては、来園者の満足度を高め、にぎわいの空間を創造するため、新たに屋根付きイベントステージなどの基本計画を策定いたします。
    「環境にやさしい地域づくり」では、環境にやさしい地域や持続可能な社会を形成するための、地球温暖化防止への取組や循環型社会への転換を図るため、家庭用蓄電池システム、家庭用燃料電池システム(エネファーム)、HEMS(ヘムス)の設置にかかる省エネ対策推進事業を実施し、環境への負荷の少ないクリーンエネルギーの普及促進を図ります。
    老朽化の進むクリーンセンターにつきましては、伊奈町クリーンセンター長寿命化総合計画を策定し、計画的に老朽化対策に取り組んでまいります。また、ライフラインの根幹である水道水を安全かつ安定して供給するため、配水管等の耐震化を引き続き進めてまいります。
    「良好な市街地の形成」では、町施行により進めてまいりました中部特定土地区画整理事業の換地処分を本年11月に予定しており、同地区の町名も「中央」へと変更されます。
    また、蓮田市と連携し小貝戸橋の橋梁修繕設計に着手するとともに、大針橋の修繕工事を進めてまいります。
    「地域特性を活かした都市農業の振興」では、農地利用の最適化や生産性の向上を図るため、農地中間管理事業による大針地区の圃場約18ヘクタールの集積・集約化を図り、そのうち6ヘクタールについて区画拡大の工事を実施いたします。
    また、昨年、中部公園において実施いたしました、「いなマルシェ」は大変好評でありましたので、本年も引き続き、福祉団体や農業関係団体等と連携して、町の活性化に繋がるイベントとなるよう実施をいたします。
    「まちのにぎわいを創る事業活動の活性化」では、企業誘致につきまして、県と連携しながら推進するとともに、伊奈町への進出を検討している企業の要望を伺いながら、オーダーメイド方式の誘致を進め、雇用の創出や土地の有効活用及び地域経済の活性化を図ってまいります。
    昨年、伊奈中央駅において実施いたしました、移動販売車を活用した町のにぎわい創出事業は大変好評でありましたので、駅周辺住民と駅利用者との交流が図れ、継続してにぎわい、魅力あふれる駅前となるよう取り組んでまいります。
    「地域資源を活かした観光振興」では、バラによる相互交流事業といたしまして、伊奈町・毛呂山町・川島町のバラ園を巡るスタンプラリー、インスタグラムフォトコンテスト等バラによる相互交流事業を実施することにより、住民相互の交流や他地域との交流を図り、バラを通じた観光振興を図ります。
    丸の内地区で実施している、忠次公によるまちづくり事業を引き続き実施し、観光スポットとしての更なる充実策を地元の方々と一緒に検討・実施してまいります。さらに、伊奈氏との繋がりにより川口市、つくばみらい市との連携をさらに進めてまいります。
    本年は町制施行50周年を迎え、町の3大まつりである「さくらまつり」「バラまつり」「伊奈まつり」を盛大に開催し、町の内外に積極的にシティセールスを展開して、一人でも多くの方に本町の魅力を知っていただき、そして来ていただくことで、町の活性化につなげてまいりたいと考えております。

(5)「共につくる未来につながるまち」~町民と行政が協働するまちに暮らす~

 町民参画や国際化の推進を図るとともに、協働の推進と地域コミュニティの活性化への支援を実施いたします。
 「町民参画と情報共有化の推進」では、引き続き、町長タウンミーティングを開催し、直接町民の皆様から町へのご意見・ご提案を伺います。また、埼玉中央青年会議所と共催で町民討議会を実施するなど、町民の皆様からのご意見・ご提言をいただき町政への積極的参加を促してまいります。
 「地域コミュニティの活性化と協働の推進」では、防災、防犯活動、美化活動など各地域の特性に合わせた地域コミュニティ活動を積極的に推進するとともに、伊奈まつりで実施いたしました国際交流ブースの設置など、外国人との共生や国際交流の機会の充実に努めてまいります。
 「経営的視点に立った行政運営、計画的な財政運営」では、試行的に取り組んでまいりましたロボティック・プロセス・オートメーション“RPA”につきまして、効果的な活用を進めてまいります。
 また、的確に経営状況を把握し安定した経営を行うため、下水道事業を地方公営企業へと移行いたします。
 加えて、財源を確保するため“ふるさと寄附金事業”の充実に努めてまいります。また、納税者の利便性向上を図るため、クレジットカードによる納付手続きができる納税環境の整備を進めてまいります。
 また、役場庁舎整備事業といたしまして、新庁舎の具体的な機能、設備、規模などを取りまとめる、基本構想・基本計画を策定してまいります。
 地方創生の推進に関しましては、今年度策定いたしました“第 2期 伊奈町まち・ひと・しごと創生総合戦略”に基づき事業を進めてまいります。
 「人権尊重・男女共同参画の推進」では、すべての人がお互いの人権を尊重し認め合いながら共に生きる社会をめざし、人権教育・啓発活動に努め、LGBTなどの性的マイノリティなどに関する相談体制を充実させ、新たなニーズに対応してまいります。
 このほか、本年は昭和45年の町制施行から50年を迎えることから、町民とともに祝うための記念式典の実施や町勢要覧の作成などを行うものでございます。
 これらの事業に着実に取り組み、キラキラ光る元気なまち、日本一住んでみたいまちを目指してまいります。

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