住宅や空き家を対象とした強盗事件等に対する防犯対策

　SNSやインターネットの掲示板に、仕事の内容を明らかにせず、高額な報酬を示唆する「闇バイト」に応募したと思われる者が、深夜にハンマー等で窓ガラスを破壊するなどして住宅に押し入り、住民に暴行を加え、多額の現金などを奪うという、極めて悪質な強盗事件が多発しています。

　これらの強盗事件の一部では、「闇バイト」で募った犯人グループが、リフォームの営業や工事の告知をかたり、不審な戸別訪問で現場の下見に訪れていたとみられ、事前に家族構成や資産状況を把握していた可能性があります。

　このような不審な訪問や電話があった場合は、安易に対応することはせずに、警察に通報するようにしてください。

・就寝中はもちろん、在宅時も施錠するなど、戸締まりを徹底する。
・訪問者に対しては不用意にドアを開けず、まずドアスコープやインターフォン越しなどで確認する。
　※対応する際も、インターフォン、ドアチェーン、ドアロック越しに対応する。
・外出先から帰宅した際は、周囲に人がいないか、よく確認する。
・電話等で在宅状況、家族構成、資産状況等を聞かれても答えない。
・自宅に必要以上の現金を置かない。
・防犯性能の高い建物部品（鍵、ドア、ガラス、防犯フィルム、シャッター等）を設置、活用する。
・防犯設備機器等（防犯カメラシステム、センサー付きライト、カメラ付きインターフォン等）を設置、活用する。
・不審に感じたときは、ためらわずに110番通報する。

近年、全国的に空き家の増加が社会問題になっています。
空き家を適切に管理せずに放置すると、近所の方々に迷惑をかけてしまうだけではなく、さまざまな犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。

放置されている空き家では、室内に現金や貴重品、電化製品が残されている場合があります。空き家は人目に付きにくいため、被害に遭っても発覚が遅れやすく、状況がさらに悪化するおそれがあります。

空き家と認識されると不審者に不法占拠されるリスクが高まります。また、たまり場として使用されたり、犯罪グループの拠点として悪用される可能性もあり、地域の治安悪化につながります。

人の目に付きにくいことから放火犯の標的になりやすいです。また、周囲にゴミや雑草が繁茂したままだと、さらに狙われやすくなります。  
放火による火災は、空き家だけではなく、周囲の建物にも被害を及ぼす可能性があり被害の拡大に繋がります。

人通りの少ない場所では、窓を割った音にも気づかれにくく、警察に通報されるリスクも少ないため、狙われやすくなります。

空き巣が一戸建ての侵入経路とするのは、玄関より窓が多いです。

空き家が犯罪に利用されないためは、狙われにくい環境づくりが大切です。

庭の草木が繁茂していると、住人が長期間寄り付いていないと思われてしまいます。

特にポストに郵便物が溜まっていると、誰も住んでいないと判断されやすくなります。

空き巣は、防犯対策が行き届いている住居への侵入を避ける傾向があります。

事情により定期的な見回りが難しい場合、空き家管理業者への依頼も検討。
※伊奈町シルバー人材センターでも依頼を受け付けています。

防犯対策にはご近所の人の目が不可欠です。見たことのない人が不審な行動をしていたら、地域住民で情報共有することが大切です。

不審な行動をしていたり、見たことのない車両が頻繁に路上駐車されているなど、不安に感じたら、すぐに上尾警察署（048-773-0110）に連絡しましょう。

○政府広報オンライン
・空き巣や強盗から命と財産を守る「住まいの防犯対策」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/1.html（別ウインドウで開く）

○警察庁WEBサイト
・住まいる防犯110番「みんなで侵入犯罪に強いまちづくり・住まいづくり」
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_b/b_e_1.html（別ウインドウで開く）

・住まいの防犯対策「侵入犯罪に強い住まいづくりを！！」（チラシ）
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/kobetubouhan/shinnyuuhanzaitaisaku.pdf（別ウインドウで開く）
※このほか、各都道府県警察のWEBサイト、SNSなどでも各種防犯情報を発信しています。