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伊奈町

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伊奈氏屋敷跡保存活用計画を策定しました

[2019年4月17日]

ID:4415

計画策定の目的

 伊奈氏屋敷跡は、埼玉県北足立郡伊奈町内に所在し、江戸時代初頭に代官頭として各地の検地や治水事業に大きな功績を残した伊奈忠次が築き、その後幕末まで旗本伊奈熊蔵家によって管理された陣屋跡です。陣屋はほぼ独立した台地状の地形がそのまま残り、内部には大規模な土塁や堀、通路等が現存しています。「表門」、「裏門」などの名称も伝わっており、良く形状を保っていることから、昭和9年に埼玉県の史跡に指定されました。
 その後、新幹線建設工事に伴う発掘調査等では、大規模な障子堀が確認されたこともあり、これらの確実な保存を図るため、昭和61年に『史跡「伊奈氏屋敷跡」保存管理計画』が策定されました。それから今日までの間、地元住民と伊奈町の努力により伊奈氏屋敷跡は保存されてきました。
 しかし、近年文化財に求められる役割は従来の保存に加え、これらを活かした活用を図るという点にも重点が置かれるようになりました。そこで、伊奈氏屋敷跡を適切な環境において恒久的に保存するための措置を講じるとともに、地域住民との共生を大切にし、多くの来訪者に親しまれるよう整備活用を推進する中・長期的な計画をもって取り組むこととしました。
 伊奈氏屋敷跡の保存と活用の第一義的な目的は、指定史跡を適切に保存し、その本質的価値を次世代に継承していくことです。本質的な価値を確認するためには、幅広い調査研究を行い、伊奈氏屋敷跡の歴史や構造的な特徴を把握し、価値を再認識・明確化することが重要となります。
 本質的価値を基にして、地域住民と共に多様な保存活用の方針や運営体制を検討し、その方向性を明確にすることが本計画を策定する目的です。

※計画の中で使われている図面や写真については、無断転載しないでください。


目次

1.計画策定の目的と体制
 1ー1 計画策定の目的
 1ー2 計画策定の体制
 1ー3 他計画との関係
2.史跡の概要
 2ー1 伊奈氏屋敷跡の概要と指定後の状況
 2ー2 史跡の現状
 2ー3 その他関連する町域の主な寺社等
3.指定史跡地の調査
 3ー1 歴史的環境
 3ー2 文献調査
 3ー3 自然的環境
 3ー4 社会的環境
4.史跡の本質的価値と課題
 4ー1 史跡伊奈氏屋敷跡の本質的な価値と副次的な価値
 4ー2 周辺の副次的な価値
 4ー3 構成要素の特定
 4ー4 課題
 4ー5 旧計画書での保存管理の経過
5.基本方針
 5ー1 保存活用の基本目標
 5ー2 保存活用の基本方針
6.保存管理
 6ー1 保存管理の方向性
 6ー2 保存管理の区分設定と管理手法
 6ー3 現状変更について
7.活用
 7ー1 活用の方向性
 7ー2 活用の方法
8.整備
 8ー1 整備の方向性
 8ー2 整備の方法
9.運営・体制の整備
 9ー1 運営・体制の整備の方向性
 9ー2 運営・体制の整備方法
10.施策の実施計画の策定・実施
 10ー1 実施すべき施策の方向性
 10ー2 施策の実施区分
 10ー3 実施計画の総括表
11.経過観察
 11ー1 方向性
 11ー2 方法 


伊奈氏屋敷跡保存活用計画

伊奈氏屋敷跡保存活用計画(全文)

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伊奈町生涯学習課文化財・町史係

電話: 048-721-2111(内線2543,2546)

ファクス: 048-721-4851

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