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伊奈町

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令和4年度 施政並びに予算編成方針

[2022年3月10日]

ID:6725

施政方針

 早いもので、町政2期目の重責を担わせていただいてから、間もなく3年目を迎えようとしております。就任以来、「ずっと住みたい 緑にあふれた キラキラ光る 元気なまち」の実現を目指し、多くの皆様のご指導やご協力をいただきながら、町政運営に取り組んでまいりました。これまでお力添えを賜わりましたすべての皆様に、心から感謝を申し上げます。
 令和3年は、前年に続き世界的に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、感染の拡大により、当町におきましても外出自粛や、さまざまなイベント・行事の中止または延期を余儀なくされるなど、町民生活や町政運営、そして地域経済にも大きな影響を及ぼしました。
 当町では、町民の生命や暮らしを守ることを第一に、そして地域経済の元気と活力を取り戻していくために、感染拡大防止対策の徹底と影響を受けた町民生活の支援並びに町内事業者支援に取り組んできたところでございます。
 感染拡大防止対策の要となる新型コロナワクチン接種につきましては、町内医療機関のご協力をいただき、県内トップクラスのスピードで円滑に進められたことは大変うれしく思っております。現在実施しております、追加接種(3回目)につきましても、これまでの経験を踏まえ、よりスムーズに進められるよう全力で取り組んでまいります。
 さて、こうしたコロナ禍において、夏には東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されました。新型コロナウイルス感染症の影響で大部分の会場が無観客となり、自宅でのテレビ観戦となりましたが、どの競技におきましても最後まで戦い抜く選手たちの姿からは、たくさんの勇気と感動をもらいました。
 また秋には、一年延期といたしました伊奈町町制施行50周年記念式典を開催し、町民の皆様と共にお祝いできましたことはこの上ない喜びでありました。
 本年に入ってからは、オミクロン株を主流とする感染者が急激に増加し、埼玉県に「まん延防止等重点措置」が適用されるなど、未だ新型コロナウイルス感染症の収束の兆しは見えず、先行きは不透明でございますが、令和4年度も、社会変化を敏感に感じ取り、知恵と工夫を凝らしながら、スピードをもって町民の皆様が安心を実感できるよう、町政運営に努めてまいります。

 さて、令和3年度に実施した主な取組でございますが、コロナ関連の主な事業といたしまして、「子育て世帯への臨時特別給付金」や「キャッシュレス決済キャンペーン」、「感染防止対策飲食店支援金」などを実施し、町民の皆様をはじめ、町内事業者の皆様への支援や地域経済の活性化に力を注いでまいりました。
 そのほか、子どもたちの健やかな成長のための子ども・子育て支援といたしまして、「産後ケア実施事業」や「子育て家庭見守り事業」、高齢者の健康づくりのための「フレイル対策等保健事業」などを実施いたしました。
 そして、教育環境の整備に関しましては、未来を担う子どもたちのため、小学校校舎トイレ等改修工事をはじめ、老朽化した学校施設の修繕を進めることができました。
 災害対策に関しましては、大規模な自然災害の発生によるリスクが一段と高まっていることから、より一層の防災・減災対策を推進するため、令和4年3月の完成に向けて、伊奈町国土強靭化地域計画の策定を進めてまいりました。先日、策定委員会から承認を得まして、現在最終段階を迎えております。
 そして、災害時の対策拠点ともなる役場庁舎につきましては、安全・安心であることはもちろんのこと、さまざまな視点からよりよい庁舎建設に向けて、新庁舎整備基本構想・基本計画を策定したところでございます。
 広域連携にかかる事業といたしましては、現在、上尾市とともに、ごみ処理施設と消防の広域化につきまして、協議を進めているところでございます。また、川口市、茨城県つくばみらい市、伊奈町の2市1町におきまして、「伊奈氏ゆかりの地」歴史・文化的交流に関する協定を締結いたしました。今後の交流がとても楽しみであります。
 農業の分野におきましては、現在、環境保全型農業への取組を推進しており、町内の農業者が生産した特別栽培米「彩のきずな」を持続可能な価格で買い支える仕組みとして、「伊奈町産米応援プロジェクトの連携協力に関する協定」を町内の2事業者と締結いたしました。2事業者による米の消費が、米の安定的な生産を確保し、ひいては町農業の振興が期待できるものでございます。
 町のPRにつきましては、埼玉県の誕生150周年と町の町制施行50年を記念して、埼玉新都市交通株式会社の協力のもと、大宮駅構内にて伊奈町産の新鮮な野菜を販売いたしました。また、県と町のマスコットキャラクターが初めてニューシャトルに乗車し、シティプロモーションを実施いたしました。
 しかしながら、コロナ禍で実施できなかった事業もたくさんございました。そのような中で、このコロナ禍だからこそどんなことができるかという考えも生まれ、工夫して行った事業や新たな視点から始めた事業もございました。本年2月1日からスタートした電子図書館は、まさに現在の社会情勢を反映した取組と言えると思います。一人でも多くの方に、さまざまな本に触れ、知識を増やし、生活を豊かにする糧としていただけたらと考えております。

伊奈町総合振興計画に基づく令和4年度実施予定の事業

 それでは令和4年度の町政運営の基本方針をご説明申し上げます。
 初めに、新型コロナウイルス対策につきましては、改めて感染拡大防止対策の徹底と、県や医師会等と連携した円滑なワクチン接種の推進、そしてこのコロナ禍でさまざまな影響を受けた町民の皆様、町内事業者の皆様に対する支援を積極的に進めてまいります。
 次に、昨今の多様化複雑化する行政需要に対応するため、町の組織を見直します。
 
 1点目は「DX推進・新庁舎整備室」の新設であります。令和3年9月にデジタル庁が創設され、社会全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが進みつつある中で、町でもさらにICTの活用を進め、ペーパーレス化の推進などを通して、業務の効率化や住民サービスの向上を図っていく必要がございます。
 また、令和4年度に基本設計を行う役場新庁舎におきましても、デジタル化された執務環境や住民サービスを前提とした拠点として設計を進める必要があるため、DX推進と新庁舎整備という2つの重要課題に総合的・集中的に取り組む組織を創設することといたしました。
 
 2点目は、急速な高齢化が進む中で、複雑化・多様化する高齢者や障がい者の福祉ニーズに迅速かつ、きめ細やかに対応するため、これまでの福祉課を見直し、関係機関と密接に連携し、相談支援体制を充実させ、だれもが安心して生活できるまちを目指し、生活困窮者や障がい者等が抱える社会福祉問題に総合的に対応する「社会福祉課」と、介護・医療など包括的な支援・サービス提供体制を整え、高齢者が住み慣れた地域で、自分らしくいきいきと暮らし続けることができるよう支援する「いきいき長寿課」の2課体制とし、町民の皆様の福祉の向上に努めてまいります。
 
 3点目は、生活安全課の再編でございます。多文化共生社会への進化が求められる中、多国籍な住民間の相互理解が深まり、地域コミュニティの活性化につながるよう、生活安全課に国際化推進担当を設置し、外国人住民への日本語教室の運営支援などを進めてまいります。また、これまでの危機管理担当を、災害に強いまちづくり係と改め、さまざまな災害、リスクに対応するための体制強化を図ってまいります。
 
 続きまして、令和4年度に実施する主な施策を、伊奈町総合振興計画後期基本計画の5つの分野別体系に沿って順次ご説明を申し上げます。

(1)「防災・減災 みんなで考え 行動するまち」~安心・安全なまちに暮らす

 近年、全国各地で頻発しております自然災害等から、町民の皆様の生命財産を守り、災害への対応力を高める防災・減災に関する取組といたしまして、先ほど申し上げました生活安全課の見直しに加え、「地域防災力の向上」において、令和4年3月策定となる国土強靭化地域計画を踏まえ、最新の被害想定や感染症対策等を十分考慮し、地域防災計画や防災マップの改訂を行います。特に水害対策については、光ヶ丘排水機場の改修、北部の第一・第二調整池の排水機場改修及び浚渫(しゅんせつ)事業、南部の栄大排水路(さかえだいはいすいろ)の浚渫(しゅんせつ)事業等を実施し、治水機能の回復へ向けて取り組んでまいります。
 また、引き続き公用車として電気自動車を購入し、災害発生時に避難所等で活用できる非常用電源の確保を進めてまいります。
 さらに、自主防災組織等を通して、町民の皆様の防災意識向上を図るとともに、住民参加型の防災訓練を実施するなど、自助、共助の力を育て、これらに公助を効果的に組み合わせることで、地域の防災力を高め、災害を最小限に抑えるための防災対策を進めてまいります。

 「消防・救急体制の充実」では、町の消防力の強化と住民サービスの一層の向上を図るため、令和5年度から予定しております上尾市との消防広域化に向けた協議及び準備を引き続き進めてまいります。

 「地域防犯体制の充実」では、犯罪を抑止する環境づくりとして、子どもたちの登下校時の安全安心を確保するため、通学路を中心に防犯カメラの設置を引き続き進めてまいります。併せて「交通安全対策の充実」として、通学路の安全確保を重視し、計画的に道路改修等の安全対策工事を進めてまいります。

(2)「いきいき 元気 健康長寿のまち」~健康で心安らぐまちに暮らす

 町民の皆様が自らの心身の健康に関心を持ち暮らしていけるよう「生涯を通じた健康づくり」として、各種がん検診等の実施や“埼玉県コバトン健康マイレージ事業”、町独自の“い~な!健康マイレージ事業”を引き続き実施いたします。
 そして、予防接種関係では帯状疱疹(たいじょうほうしん)の予防接種費用を助成する事業を新たに実施いたします。
 このほか、こころの健康相談、健康長寿教室などを実施することで、引き続き町民の皆様の健康増進を図ってまいります。
 
 「ともに支えあう地域福祉の充実」では、民生委員の活動費等を見直し、引き続き地域の身近な相談役である民生委員の多様な福祉活動を推進してまいります。
 また、成年後見制度に関する中核機関の体制を強化し、制度の広報を行いながら、身近な相談場所として利用促進を図るとともに、後見人の支援を通じて地域連携ネットワークの構築に努めてまいります。

 「高齢者サービスの充実」では、今後の超高齢社会に対応し、地域における高齢者の心身の健康維持、保健・医療・福祉の向上、生活の安定のために必要な援助や支援を包括的に行う「地域包括支援センター」を新たに南部地域に1箇所設置し、体制強化を図ります。併せて、先ほども申し上げましたが、高齢者福祉や介護保険を担ういきいき長寿課を設置し、新たにシニアスマホ教室実施事業や、高齢者の外出応援として、いきいき長寿パスポート事業を開始するなど、多様なニーズに応えられるよう努めてまいります。

 「障がい者の生活・自立支援」では、第3期障害者計画、第6期障害福祉計画及び第2期障害児福祉計画に基づき、このたび設置する社会福祉課を中心に、障がいのある方が抱える個々の複雑な環境等に十分に配慮し、きめ細やかな障がい者支援を推進してまいります。

 「社会保障の充実」では、医療保険制度の適切な運営に努めるとともに、フレイル対策として、高齢者の保健事業と介護予防の取組を一体的に進め、健康寿命の延伸を図ってまいります。また、高齢者保健福祉計画及び第8期介護保険事業計画に基づき、高齢者をとりまく状況を踏まえ、中長期的に継続してサービスを提供し、地域共生社会の実現のために各種施策を進めてまいります。

(3)「人を育て はじける笑顔 輝くまち」~豊かな心を育むまちに暮らす~

 安心して出産し、子育てのできる環境の整備を進め、子どもや子育てを取り巻く環境の変化に対応するとともに、子育て世代のニーズに応えるため、「子ども・子育て支援の充実」では、子ども家庭総合支援拠点を設置し、関係機関等と緊密に連携しながら、子育て家庭の実情を把握しつつ、丁寧な相談対応や情報提供などの支援を進めてまいります。
 また、引き続き産後ケアとして家庭訪問等を行うとともに、インフルエンザ予防接種費用の補助など子どもたちの健やかな成長を支援いたします。そのほか多様な保育サービスの提供や子育て支援を行い、安心して出産し、子育てできるまちを目指してまいります。

 「確かな学力と自立する力の育成」では、学年や教科ごとの特質を踏まえながら、1人1台端末を始めとするICT教育環境の効果的な活用を進め、子どもたちを誰一人取り残すことなく学習機会を確保し、確かな学力と自立する力を確実に育成してまいります。
 平成30年度より実施しております英語検定費用の補助につきましては、小学校における外国語科の教科化の時勢を踏まえ、新たに中学1年生を補助対象に加えることで、子どもたちの英語学習意欲を一層応援してまいります。また引き続き、ネイティブのALT(※外国語指導助手)との交流やデジタル教材などを通じて、楽しく英語を学びながら、世界人として活躍できる人材の育成を進めてまいります。

 「豊かな心と健やかな体の育成」では、新たに教育センターにスクールカウンセラーを配置し、児童生徒の抱える問題を丁寧に把握し、心のケアを行えるよう体制を充実させてまいります。

 「質の高い学校教育を推進するための環境の充実」では、小針小学校北校舎のトイレのリニューアル工事、学校給食センターの設備更新等、今後とも、老朽化する学校教育施設の修繕等を計画的に進め、教育環境の充実を図ってまいります。
 また、GIGAスクール構想に基づき、ICT支援員のサポートを活用しながら、多様な児童生徒に個別最適で、効果的なICT教育の実現に向けて取り組んでまいります。

 「生涯にわたる学びの支援と文化芸術の振興」では、図書館において電子図書館がオープンしましたので、さらに電子書籍を充実させ、より多くの町民の皆様に学びの機会を提供してまいります。
 伊奈氏関連では、「伊奈氏ゆかりの地」歴史・文化的交流に関する協定に基づき、川口市、つくばみらい市と連携して、伊奈氏に係る講演会や企画展等の各種イベントを開催し、相互の文化振興や地域の活性化を図ってまいります。さらに伊奈氏屋敷跡についてもより多くの皆様に知っていただくため、障子堀や土塁など遺構の解説動画を制作するなど、伊奈町が誇る偉人、伊奈備前守忠次公の偉業やその足跡を周知してまいります。
 また、町史の編さん事業においては、「伊奈町史 通史編3」を刊行し、多くの皆様に町の歴史を伝えてまいります。

 「スポーツ及びレクリエーション活動の推進」では、コロナ禍でやむなく開催を断念していた町民運動会につきまして、幅広い世代の町民の皆様が参加しやすい形での開催に向けて取り組んでまいります。そして、つくばみらい市で開催される、少年野球大会への町スポーツ少年団の参加やシニアチームによるグラウンドゴルフ大会の実施などを通して、友好都市との交流を深めてまいります。さらに、引き続き丸山スポーツ広場のサッカー場の表面改修を行うなど、スポーツ環境の整備を進めてまいります。

(4)「キラキラ光る ずっと住み続けたいまち」~緑あふれる、にぎわいのあるまちに暮らす~

 伊奈町に「行ってみたい」「住んでみたい」「住み続けたい」と多くの皆様に思っていただけるよう、まちのにぎわいの創出と活性化を図ってまいります。
 
 「シティプロモーションの推進」では、忠次プロジェクト推進協議会と関係各課が連携し、郷土の偉人である伊奈備前守忠次公の功績を顕彰するための書籍を作成し、各種媒体を活用しながら、より多くの皆様に忠次公をさらに認知していただけるよう積極的な発信をしてまいります。
 また、バラのまち伊奈町として、記念公園のバラ園に加え、さらにバラを街中(まちなか)に増やしていくため、バラの植栽やバラの苗の配布、バラの栽培講習会を実施するほか、バラを市町村の花に制定している全国各地の自治体で構成される「ばらサミット」に加盟し、町の観光資源であるバラをより魅力的にPRしてまいります。
 そのほか、新たな観光資源の発掘や開発、伊奈町魅力発信大使や、各種メディアを活用したシティプロモーションを推進し、伊奈町ブランドの構築を進め、関係各課が横断的に連携し、町の魅力を町内外に多角的に発信してまいります。

 「緑の快適空間づくり」では、緑のトラスト保全第13号地“無線山・KDDIの森”の緑地保全を引き続き図ってまいります。記念公園につきましては、県内最大のバラ園として、魅力をさらに高め、来場者の皆様の笑顔があふれるにぎわいの空間を創造するため、屋根付きステージを備えたイベント広場の整備工事を進めてまいります。

 「環境にやさしい地域づくり」では、上尾市との広域ごみ処理事業を引き続き推進し、広域化に必要な循環型社会形成推進地域計画の策定等を進めるとともに、上尾市と広域ごみ処理に係る一部事務組合の設立に向けて準備してまいります。また、脱炭素社会の実現やSDGsを意識した持続可能な循環型社会を形成するために、住宅用省エネシステム設備の設置を支援する省エネ対策推進事業を拡充するとともに、令和4年度は再生可能エネルギー導入計画を策定し、今後の再生可能エネルギーの導入に向けて検討を進めてまいります。さらに、引き続き役場庁舎ではグリーン電力を使用するなど、環境への負荷の少ないクリーンエネルギーの普及促進や地球温暖化防止対策の推進を図り、環境問題に対する意識の啓発活動を実施してまいります。
 老朽化の進むクリーンセンターにつきましては、伊奈町クリーンセンター長寿命化総合計画に基づき、令和4年度から令和6年度まで基幹的設備改良工事を実施し、施設の延命化を図り、安定的なごみ処理を維持しながら、公衆衛生の向上に努めてまいります。
 また、町民生活に欠かすことのできないライフラインのひとつである水道水を安全かつ安定して供給するため、配水管等の耐震化と機械設備の更新を計画的に進めてまいります。

 「良好な市街地の形成」では、令和2年度に換地処分が完了した中部特定土地区画整理事業につきまして、引き続き清算事業を進めてまいります。また、空き家対策につきましては、空き家対策計画策定のための実態調査及びアンケート調査を実施します。道路整備につきましては、都市計画道路上尾伊奈線の整備のため、現況調査測量を進めてまいります。道路環境につきましては、劣化が進む町道7号線の抜本的修繕工事を実施するなど、町道の舗装及び側溝の修繕・改修、橋梁の法定点検を実施し、計画的な維持管理を進めてまいります。

 「利便性の高い公共交通」では、民間バス事業者におけるノンステップバスの導入費用を補助し、高齢者や障がい者の利用しやすい環境を推進してまいります。

 「地域特性を生かした都市農業の振興」では、農地の利用の最適化や生産性の向上を図るため、羽貫地区の圃場(ほじょう)約3ヘクタールの集積、集約化を図る土地改良事業を実施いたします。そのほか小貝戸地区の用水改修などを通して、安定した生産の確保や農地の有効利用を推進してまいります。また、「伊奈町産米応援プロジェクト」をさらに拡大できるよう努めるとともに、農業広報誌「いなアグリチャンネル」の発行や営農意欲のある農業者や各種生産団体の支援を行い、体験事業などを通じて農業者と消費者の絆を構築し、伊奈町産農作物の魅力を伝え、農業への親しみと理解を深めてまいります。
 そして、令和3年度は開催を断念した「伊奈マルシェ」につきましても、福祉団体をはじめ、農業関係団体、町観光協会等と連携して、町内産業の活性化に繋がるイベントとなるよう実施してまいります。

 「まちのにぎわいを創る事業活動の活性化」では、災害等の有事に備え、町内事業者の事業継続力強化計画の策定を、商工会を通じて支援してまいります。新たな企業誘致につきましては、引き続き県や商工会等関係機関と連携しながら、オーダーメイド方式の誘致を進め、雇用の創出や土地の有効活用及び地域経済の活性化を図ってまいります。
 また、伊奈中央駅前において実施いたしました、移動販売車を活用した町のにぎわい創出事業につきましては、駅周辺への来訪者と町民の皆様との交流が図られることから、にぎわい、魅力あふれる駅前となるよう引き続き取り組んでまいります。

 「地域資源を生かした観光振興」では、原市沼調節池(ちょうせつち)及び伊奈氏屋敷跡周辺の地域資源に関する基礎的調査を実施し、今後の地域資源の活用方法の検討へつなげてまいります。忠次公によるまちづくり事業につきましては、丸の内地区において忠次公レキシまつりを開催し、伊奈氏ゆかりの商品開発を行うなど、観光資源としてのさらなる充実策を地元の方々と一緒に検討し、実施してまいります。
 また、バラによる相互交流事業といたしまして、伊奈町・毛呂山町・川島町の3町による埼玉バラハーモニーとして地域間の交流を行うとともに、町観光協会と連携した観光ブランディング戦略作り等を通じて、バラを軸としたシティセールスを進めてまいります。
 今後も、町内外に積極的なシティセールスを展開し、一人でも多くの方に町の魅力を知っていただき、伊奈町ファンを増やし、関係人口の創出・拡大を図るとともに、町の活性化につなげてまいります。

(5)「共につくる 未来につながるまち」~町民と行政が協働するまちに暮らす~

 町民参画や国際化の推進を図るとともに、協働の推進と地域コミュニティ活性化への支援を実施してまいります。
 「町民参画と情報共有化の推進」では、引き続き町長タウンミーティングを開催し、直接町民の皆様から町への提言や要望を伺います。また、令和3年度に締結した埼玉中央青年会議所とのパートナーシップ協定を活かし、引き続きSDGsについての啓発や理解を深めていただくためのイベントを共催で実施するなど、町民の皆様の町政への関心を高め、積極的参加を促してまいります。
 また、町ホームページをはじめ、LINEやフェイスブックなどの町公式SNSを活用し、町民のニーズに合った的確な情報、魅力ある情報の発信を進めてまいります。

 「地域コミュニティの活性化と協働の推進」では、防災、防犯活動、美化活動など各地域の特性に合わせた地域コミュニティ活動を積極的に推進いたします。特に令和4年度は、今後の町と町民の協働を推進するまちづくりの指針を策定するため、町民の皆様から多くのご意見を頂戴しながら、伊奈町まちづくり基本条例を制定してまいります。
 また、先ほど申し上げましたとおり、生活安全課の国際化推進担当のもとで、国籍にかかわらず町民の皆様が安心して暮らすことができるまちづくりを進めてまいります。

 「経営的視点に立った行政運営、計画的な財政運営」では、先ほど申し上げましたとおり、役場組織の見直しにより、多様化する町民ニーズへの対応を進めてまいります。
 次に、現在の町の総合振興計画が令和6年度で終期を迎えることから、令和7年度を初年度とする次期総合振興計画の策定作業に入り、令和4年度はその基礎となるアンケート調査などを実施してまいります。
 また、効率性の高い行政運営のため、RPAなどICTを活用した業務の効率化や、タブレット端末等を活用したペーパーレス化を一層進めるとともに、マイナンバーカードの普及や利活用場面の拡大に努め、町民の皆様の利便性向上につながるよう取り組んでまいります。併せて上尾市など近隣自治体との公共施設の相互利用の推進について、既存公共施設の有効活用を図るため、引き続き協議を進めてまいります。
 財源の確保につきましても“ふるさと寄附金”に企業版ふるさと納税を追加し、安定的行政運営に努めてまいります。
 また、役場新庁舎の整備につきましては、先ほど申し上げましたDX推進・新庁舎整備室において、令和3年度に策定した基本構想・基本計画をもとに、基本設計を進め、複合化予定の町立図書館等も含め、必要面積等を精査しつつ、レイアウトを検討するなど、準備を進めてまいります。
 
 「人権尊重と平和意識の啓発推進」では、すべての人がお互いの人権を尊重し、認め合いながら自分らしく生きる社会をめざし、人権教育・啓発活動に努め、LGBTQなどの性的マイノリティなども含めた相談を充実させ、新たなニーズに対応してまいります。

 「男女共同参画の推進」では、令和4年3月策定となる第3次伊奈町男女共同参画プランのもと、性別や世代にとらわれず、多様な生き方を認め合い、町民一人ひとりが個性や能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現を引き続き目指してまいります。

 令和4年度の施政方針については以上のとおりでございます。
 「ずっと住みたい 緑にあふれた キラキラ光る 元気なまち」の実現と、日本一住んでみたいまちを目指し、これらの事業に誠心誠意取り組んでまいります。

予算編成方針

 続きまして令和4年度の予算編成方針につきまして申し上げます。
 はじめに、町民税でございますが、経済情勢等を考慮し、個人分につきましては、6.6%の増、法人分につきましては、36.7%の増とし、個人・法人分、合わせまして、29億180万円、令和3年度当初予算対比で、9.5%の増を見込んだところでございます。
 固定資産税でございますが、土地につきましては、地価の下落傾向を考慮し1.0%の減、家屋につきましては、新築家屋の増加分を考慮し2.4%の増、償却資産につきましては、設備投資が見込めないことから、3.8%の減といたしました。固定資産税全体としましては、24億6,224万2千円、令和3年度当初予算対比で、0.4%の減と見込んだところでございます。
 国庫支出金及び県支出金でございますが、児童手当国庫負担金、特定教育・保育施設施設型給付費負担金等により、国庫支出金17億9,393万3千円、県支出金11億732万5千円を見込んだところでございます。
 次に、町債につきましては、基幹的設備改良事業の衛生債、用水路整備事業の農林水産業債、町道整備事業・排水施設整備事業の土木債、給食センター整備事業の教育債、臨時財政対策債を発行し、合計で6億6,540万円を見込んだところでございます。なお、財源の不足に充てるため、財政調整基金から2億8,146万円を繰入金として見込んだところでございます。

 次に、歳出でございますが、主な事業といたしましては、総合振興計画策定事業、賑わい創出基礎調査事業、DX推進事業、役場庁舎整備事業、国土強靭化地域計画等策定事業、防犯カメラ設置事業、国際交流事業、いきいき長寿パスポート事業、シニアスマホ教室実施事業、地域福祉活動事業、子ども家庭総合支援拠点設置事業、特定教育・保育施設運営事業、特定地域型保育運営事業、ワクチン接種推進事業、埼玉県中央地区小児二次救急医療運営負担事業、広域ごみ処理施設整備事業、脱炭素促進事業、基幹的設備改良事業、土地改良事務費、用排水路維持管理・整備事業、商工業活性化事業、シティセールス推進事業、記念公園整備事業、空き家対策事業、町道改修事業、調整池事業、緊急浚渫(しゅんせつ)推進事業、高機能消防指令センター共同運用事業、小学校・中学校整備事業、英語検定促進事業、給食センター整備事業、忠次公による情報発信事業のほか、道路・公園・下水道・区画整理などの生活基盤整備関連事業などの予算を計上いたしました。
 こうして編成いたしました一般会計予算は127億1,000万円で、令和3年度当初予算対比4.3%の増でございます。

 次に、特別会計でございますが、国民健康保険特別会計37億1,063万8千円、1.8%の減、中部特定土地区画整理事業特別会計2,014万5千円、92.7%の減、介護保険特別会計26億8,123万9千円、3.0%の増、後期高齢者医療特別会計5億7,207万1千円、17.7%の増、一般会計及び特別会計の予算総額は、196億9,409万3千円となり、令和3年度当初予算対比1.9%の増でございます。

 次に、水道事業会計につきましては、水道事業の収益的収支のうち、収入は11億4,781万9千円、これに対し、支出は10億9,164万2千円で、差し引き5,617万7千円の税込み利益を計上いたしました。
 資本的収支につきましては、収入では2億2,964万6千円、支出では5億6,201万8千円となり、支出額に対して収入が不足する額3億3,237万2千円は、過年度分損益勘定留保資金等で補てんする考えでございます。

 次に、下水道事業会計につきましては、下水道事業の収益的収支のうち、収入は9億344万8千円、これに対し、支出は8億8,012万7千円で、差し引き2,332万1千円の税込み利益を計上いたしました。
 資本的収支につきましては、収入では2億7,727万5千円、支出では5億2,317万6千円となり、支出額に対して収入が不足する額2億4,590万1千円は、当年度分損益勘定留保資金等で補てんする考えでございます。
 予算編成方針については以上のとおりでございます。

結びに


 令和2年11月1日、伊奈町は町制施行満50年を迎え、令和3年10月31日に町制施行50周年記念式典を開催いたしました。これまでの伊奈町を築いてきてくださった皆様、そして今もなお町のためにご尽力いただいている皆様に深く感謝申し上げる次第です。
 これからも伊奈町は進化し続けます。
 さまざまなことにチャレンジし、伊奈町らしい柔軟な発想で、全町民の生命や暮らしを守り、次の世代まで伊奈町の素晴らしさが引き継がれるよう、しっかりとした町政運営を行ってまいります。そして、住む人の笑顔があふれる、「日本一住んでみたいまち」を町民の皆様とともにつくっていきたいと考えております。
 引き続き皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、令和4年度の施政並びに予算編成方針といたします。

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