民生委員・児童委員ってどんな人？

　民生委員は、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱された非常勤公務員です。また、民生委員は、児童委員を兼務しているため、一人の民生委員を「民生委員・児童委員」と呼んでいます。

　民生委員は、担当地区をもち、地域で援助を必要とする方々の相談活動や援助活動など身近な相談相手となっています。皆さんと行政や専門機関のつなぎ役として、地域福祉の中で重要な役割を担っています。

　民生委員には、民生委員法で定められた守秘義務があります。プライバシーを尊重し、職務上知り得た事項については、秘密を堅く守ります。

　任期は3年で、3年に1回一斉に改選を行います。伊奈町の民生委員の定数は67名（うち、主任児童委員は3名）です。　

　主任児童委員は、児童委員の中から選任され、児童福祉に関する事項を専門的に担当する、民生委員です。相談内容に応じて、地域を担当する民生委員や関係機関と連携して、支援活動をしています。

　民生委員・児童委員は日々、さまざまな活動を行っています。その一部を紹介します。

　地域の皆さんからの生活上のさまざまな相談に応じ、行政機関や専門機関につなぐなどの活動を行っています。また、福祉サービスなどの情報提供を行います。

　子どもたちが犯罪等に巻き込まれないよう、見守りや声かけ、高齢者世帯へも同様に相談に応じたり、犯罪被害防止等のための見守りを行っています。

　役場からの依頼に基づくさまざまな状況調査や、社会福祉協議会が開催する福祉まつりの運営手伝いなど、行政機関の業務に対する協力も職務のひとつになっています。

・人とのつながり生まれたことが大きな魅力です。

・活動を通じて、地域を知ったり、福祉や社会の勉強になった。

・仲間が増えた。

・一人暮らし高齢者宅を訪問すると「いつもありがとう」と感謝の言葉をいただき、うれしい気持ちになる。

・児童の通学路の見守りをして、中高生に成長し、声をかけてもらうとうれしい。

・世間話の中から知恵をもらうこともある。

・見守り活動の中で、一命を救った。

　地域の身近な相談役の民生委員・児童委員は、伊奈町では64名の方が地域で活動しておりますが、地域によっては担当の委員がいないところがあるため、民生委員を引き受けてくださる方を探しています。

　「地域に貢献したい」「福祉活動に興味がる」など、そんな熱意のある方は、社会福祉課までご連絡ください。※なお、年齢制限等の要件があります。