ペットの多頭飼育について
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ペットの多頭飼育について
人の心を癒し、安らぎを与えてくれるペットたち。近年、家族の一員として飼育している人も多い犬や猫たちですが、その弊害として、増えすぎたペットによって飼い主自身の生活がままならなくなったり、近隣に迷惑をかけてしまう、多頭飼育のトラブル、いわゆる「多頭飼育崩壊」が社会問題となっています。
多頭飼育崩壊とは
多頭飼育崩壊とは、無秩序な飼い方などにより飼い主が世話をできる以上にペットが増えてしまい、ついには世話ができなくなり破たんした状態のことを言います。
こうした状況になると、
- 糞尿が放置され、悪臭や害虫が発生し、飼い主の生活環境が悪化
- 飼育動物に栄養不良が起こり、感染症が蔓延するなど、動物の状態が悪化
- 悪臭や騒音、害虫の発生など、周辺の生活環境が悪化
などの状況が生じ、飼い主の方のみならず近隣の方々へも多大な影響を与える可能性があります。
また、給餌をはじめとする世話を十分にできなかったり、異常繁殖となってしまうことは、動物愛護法で規定する虐待に該当する可能性もあります。
多頭飼育崩壊を防ぐために
多頭飼育崩壊は、飼っているペットが繁殖するなどして、飼育頭数が増えることで起こります。
メス猫は、生後4〜12か月で子猫を産めるようになり、年に2〜4回出産し、1回に4〜8頭の子猫を産みます。
メス犬は、生後6〜9か月で子犬を産めるようになり、年に約2回出産し、1回に5〜10頭の子犬を産みます。
避妊去勢手術は生殖器系の病気や生殖本能によるストレスがなくなり、寿命が長くなります。繁殖を希望しない場合は避妊去勢手術を行いましょう。
あなたの身の周りで悩んでいる方はいませんか?
両親や親せき、近所の知り合いなど、あなたの周りで次のような問題を抱え、悩んでいる方はいませんか。
- オス・メス飼っている、または性別不明の複数飼い
- 避妊去勢手術をしていない、またはわかっていない
- ここ半年で数が増えた、または子猫が生まれている
- 野良猫に餌をやっており猫の数が増えている
- 悪臭やハエなど、周辺の生活環境に被害がでている
もし、当てはまる方がいれば、飼い主に別添のパンフレットを紹介するなど、責任を持って飼えるようにサポートをしてください。また、ご心配な場合は早めに下記の相談先へご相談ください。
環境省パンフレット「もっと飼いたい?」
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
猫に関する相談
犬に関する相談
埼玉県鴻巣保健所(別ウインドウで開く)
住所:鴻巣市東4−5−10
電話:048−541−0249
犬猫を10頭以上飼っている方へ(動物の多数飼養届出制度)
「埼玉県動物の愛護及び管理に関する条例」の改正により、平成26年10月1日から犬・猫(生後90日以内のものを除く)を合計で10頭以上飼養する人は知事への届出が必要になりました。
詳しくは、埼玉県「犬猫を10頭以上飼っている方へ」(別ウインドウで開く)をご覧ください。
さくらねこ無料不妊手術事業について
町では、公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業(行政枠)」に参加し、ボランティア団体と協力しながら、多頭飼育崩壊現場の猫に不妊(避妊・去勢)手術を行いました。
公益財団法人どうぶつ基金について
公益財団法人どうぶつ基金は、動物の適正な飼育法の指導・動物愛護思想の普及等を行い、環境衛生の向上と思いやりのある地域社会の推進に寄与することを目的とし、各種事業を行う団体です。
さくらねことは
不妊(避妊・去勢)手術を受けたしるしとして、耳先をさくらの花びらの形にカットした猫のことです。
お問い合わせ
伊奈町役場環境対策課環境対策係
電話: 048-721-2111(内線2251,2252)
ファクス: 048-721-2138
電話番号のかけ間違いにご注意ください!