清のひとこと(町長コラム)
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令和7年10月

盛り上がった伊奈まつり!!
8月23日の伊奈まつりは、約5万人の方にお越しいただき、いまだかつてないほどの賑わいで成功裏に終えることができました。 今の形になっておよそ35年が経過しますが、町民の皆さまや商工業関係の皆さまなどのご寄附および協賛のおかげで、伊奈まつりを長く続けることができていると思います。
まつりを盛り上げるために、イベントの参加団体の皆さまは、練習の日々が続いたことと思います。その熱い気持ちが、まつりの機運を更に高めていると思います。
まつりの実施にあたっては、伊奈学園総合高等学校にご理解をいただき、花火打ち上げ会場として場所をお借りしています。花火は、打ち上げ場所から民家まで最低110m以上なければ打ち上げることができず、風向きにより花火の殻がどこに落ちるかわからないため、半径500m以内の家庭には、交通規制や花火の打ち上げについてのチラシを配布しています。また花火の打ち上げは、上尾警察署や上尾市消防本部にご指導をいただきながら実施しています。事故なく続けられていることに感謝したいと思います。ただ、花火の打ち上げ時間中は伊奈学園前交差点を中心に県道や町道が大渋滞となり、町民の皆さまにご迷惑をおかけしていることを大変申し訳なく思っています。
翌日は朝7時から町内の中学生・高校生・大学生のボランティアをはじめ、参加団体、奉仕団体、シルバー人材センターの皆さんなど、350人以上の方々での会場清掃を行い、真夏の一大イベントを終えることができました。
ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

令和7年9月

沖縄県視察に想う
今年は終戦後80年を迎える年であります。この節目の年に、埼玉県町村会では、町村長視察研修の視察先に沖縄県を選び、私を含む21人の町村長が参加しました。羽田空港からおよそ2時間40分で那覇空港に到着しました。関東は36℃を超える暑さでしたが、沖縄はそれ以上に暑く感じました。
ひめゆり平和祈念資料館、沖縄県平和祈念資料館、国立沖縄戦没者墓苑、そして平和祈念公園の埼玉の塔に参拝し、献花とともに手を合わせてまいりました。猛暑の中、戦火に散った人々の思いを想像しながら歩き続けると、その過酷さが身をもって感じられるようでした。特に、ひめゆり学徒隊は傷病兵の看護をし、狭い壕の中で多くの犠牲者が出たと伺いました。当時のことを思うと、戦争を知らない私たちは想像することしかできませんが、二度と戦争を起こしてはならないと強い信念を抱きました。「平和の礎」には、沖縄戦で亡くなられた24万人を超える人々の氏名が刻まれており、手を合わせずにはいられませんでした。
また、石垣島の対馬丸記念館を視察し、強い印象を抱きました。終戦間近、貨物船である対馬丸には、石垣島から長崎へ疎開する学童を含む1‚600人以上が乗船しており、魚雷攻撃により撃沈されました。多くの学童を含む1‚400人以上が犠牲となり、生き残った人々がつづる当時の様子には、涙を流さずにはいられませんでした。
この度の沖縄県の視察は、平和の尊さを痛感するとともに、沖縄戦の人々のことを決して忘れてはならないと強く感じた研修でした。

令和7年8月

忠次の法要に参加
伊奈町の名前の由来となった伊奈忠次の出身地をご存じですか?出身地は、三河の国小島で、現在の愛知県西尾市です。忠次は、小島城主である父忠家の嫡男(幼名:熊蔵)として、1550年に現在の西尾市に誕生しました。そして、徳川家康とともに関東に1590年に入国し、伊奈町の小室丸の内に屋敷を構え、関東一円の河川改修や新田開発などに尽力したことは皆さまご存じの通りであります。その後、慶長15(1610)年6月13日に61歳で亡くなるまで、我が伊奈町を拠点に20年間にわたり大きな功績を残しました。
この度、忠次の出身地である愛知県西尾市と忠次の菩提寺である西方寺から忠次の415回忌の法要開催のご案内をいただきました。私は、忠次が関東に入った以降の活躍については少しずつではありますが顕彰してまいりました。忠次が関東に入る前、いわゆる誕生してから40歳までは、資料も少なく顕彰が進んでいなかったため、忠次が生まれた地を知る絶好のチャンスと考え、ご案内いただいた法要に参加することにしました。
西尾市には名古屋市から名鉄線で三河湾方面に南下し、約1時間ほどで到着しました。市の面積は161㎢、人口は16万人を数える自然豊かな文化のまち、六万石の城下町として知られています。またバラのまちとしてもよく知られ、昨年伊奈町で開催したばらサミットにも、西尾市長自ら参加していただきました。そんなご縁もあり、西尾市長の案内で忠次ゆかりの寺の安楽寺・東禅寺・西方寺をご案内いただき、それぞれの住職からご説明をいただき、関わる位牌も見ることができ大変勉強になりました。小島城主であり祖父の忠基、父である忠家、そして忠次が揃ってこの三河で活躍したと思われる足跡が至る所にあると感じました。
矢作川の水を利用した水田地帯が、はるかかなたまで広がっている光景を見た時に、代々受け継がれてきた伊奈家の技術が、現代にしっかり生きていると私は感銘を受け、また訪れたいと強く思いました。

令和7年7月

福山ばらサミットに参加!!
5月18日に広島県福山市で開催された、第34回ばら制定都市会議、通称「ばらサミット」に参加してまいりました。福山市は、広島県東南部に位置し、県内では2番目に人口が多い市です。鞆の浦や福山城といった日本遺産があり、全国でも有名な市でもあります。市の花は、バラと菊で、特に、バラは市民の生活に深くかかわり、地域や学校、企業が世話をするバラ花壇が400カ所以上あるそうです。また、小学校入学時には、ミニバラをプレゼントするなど、幼少期からバラに触れ合う取り組みをしているそうです。町では、バラマスターズの皆さんがバラ園の管理に大きな役割を果たしていますが、福山市ではバラづくりのリーダー育成を目的に開校した「福山ばら大学」があり、15年間で700人を超える方が修了し、福山市のバラを支える大きな原動力になっているそうです。
また、「ばらのまち福山」で開催された今回の「ばらサミット」は、全国15市町の首長をはじめ関係者が出席する中で、式典が行われ、満開の町のオリジナル品種「伊奈の月」を植樹してまいりました。これまで、大阪府岸和田市、長野県伊那市にも植樹をしてまいりましたので、町のバラが全国各地で咲いていることを想像すると、喜ばしい限りです。
昨年の5月に町で開催した、「ばらサミット」に参加いただいた首長から「昨年の伊奈町でのサミットでは、素晴らしいおもてなしをいただきありがとうございました。」とのお言葉をいただき、嬉しい思いを抱きながら帰路につきました。

令和7年6月

あなたの趣味は何ですか?
ある時、「大島町長の趣味は何ですか」と問われたことがありました。その時、すぐに「私の趣味はこれです」という返事ができませんでした。趣味といえば、読書や旅行などが多いかもしれませんが、私は趣味を持ち合わせていない1人かもしれません。しかし、趣味とはいえないかもしれませんが、毎日欠かさずやっていることがあります。歳を重ねると体力が落ちますので、健康維持のために、起床時に軽めの腹筋50回と、腕立て伏せ25回をやっています。そして、犬の散歩に出かけます。30~40分で3,000歩を目安に歩いています。歩くときは、筋肉をつけるために、工夫をこらす歩き方をしています。早歩きやゆっくり歩き、大股歩きや小股歩きなど、変化をつけて歩くと筋肉がつきやすいそうです。万歩計では、毎日約6,000歩の数字が出ています。これからも、趣味として健康維持のための散歩などを続けていきたいと思います。
さて、町では町民の皆さんが、いつまでも元気で長生きするための事業をたくさん実施しています。ロコラジ体操を取り入れたロコラジさろんや健康体操等を行う健康長寿教室、病気を知り、健康づくりに生かすための講座などを実施しています。また、いきいき長寿パスポート事業は、65歳以上の方にカード型のパスポートを発行し、パスポートを掲示することで町内の協賛店で特典を受けることができ、出かける楽しさを味わうとともに、健康維持と経済効果の向上を図ることが期待されます。さらに、いなまるや有料期間中のバラ園の入園も無料になりますので、65歳以上の皆さんはぜひ、ご利用いただき
たいと思います。
人は、趣味を持つことによって生きがいが生まれ、心に余裕ができ、その結果長生きにつながるうな気がします。町民の皆さん、趣味を持ちましょう!!

令和7年5月

月日の速さに驚く!!
最近、一年経つのが早くなったと感じています。ある時、知人との会話で「一年が早いね。」と言ったら、「年をとるにしたがって、そのスピードはますます速くなっていくんだよ。30代は時速30キロ、50代は50キロ、70代は70キロのスピードで高速道路を走っているのと同じだからね。」と、話していました。確かに、年をとるにしたがって、そのスピードは加速度的に早くなっていると感じています。
今年もいよいよ、バラの季節を迎えます。昨年、伊奈町において開催したばら制定都市会議、いわゆる「ばらサミット」では、全国29市町の加盟がある中で17市町をお迎えし、植樹式をはじめ、式典の中で伊奈町のバラを全国にPRできたことは、大きな成果があったと思います。植樹式で植えられた22市町自慢のバラが、記念公園ステージ前に植えられていますので、ぜひご覧いただけると嬉しいですね。
そして、バラまつりといえばマスコットキャラクターの伊奈ローズちゃんと伊奈ローズくんです。町内のイベントはもちろん、町
外のイベントにも出演し、昨年度の出演回数は30回を超えました。また、バラまつりでは、新規採用職員がイベントサポーターとして活躍しています。今年は、10人の職員が伊奈町役場に入庁しました。私は毎年、新規採用職員に3つお願いをしています。1つは、大きな声で挨拶をすること。2つ目はホウレンソウ(報・連・相)を守ること。そして3つ目は、公務員としての自覚と責任を持つこと。私は、公務を行うということは、世のため人のため町のために、全力を尽くすことであると考えています。10人の新規採用職員が一日も早く仕事に慣れ、町民の皆さんのために、公人として活躍してくれることに大きな期待をしています。時が経つのはものすごく速いから…
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伊奈町役場秘書広報課秘書係
電話: 048-721-2111(内線2214)
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