クビアカツヤカミキリにご注意ください
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埼玉県内では平成25年度以降、県南東部、県北部でクビアカツヤカミキリによる被害が報告されています。令和5年7月、町内においても被害が確認され、今後も被害が拡大することが予想されます。
クビアカツヤカミキリとは
クビアカツヤカミキリ(学名;アロミア・ブンギ Aromia bungii)は、海外から日本へ侵入し、生態系等に問題を引き起こすとして、平成30年1月に特定外来生物に指定されました。サクラやウメ、モモ、スモモ等のバラ科の樹木に産卵し、幼虫が樹木の内部を食い荒らす昆虫です。繁殖力が強く、被害が進むと樹木の枯死や倒木などが発生する恐れがあります。
クビアカツヤカミキリの特徴
成虫
成虫の体長は25ミリメートルから40ミリメートル程度です。 前胸背板(首に見える部分)は明赤色で、体は光沢のある黒色です。
クビアカツヤカミキリ(オス・メスの成虫)
提供;埼玉県環境科学国際センター
幼虫・蛹(さなぎ)
幼虫はバラ科の樹木を摂食し、「フラス」を排出しながら樹体内で2~3年かけて成長し、蛹(さなぎ)となります。蛹は6月中旬から8月上旬に成虫となり、「成虫脱出孔」から樹体外に脱出します。
クビアカツヤカミキリ(幼虫)
提供;埼玉県環境科学国際センター
クビアカツヤカミキリ成虫脱出孔
提供;埼玉県環境科学国際センター
フラス
木くずとフンが混ざったもの。樹木に幼虫が侵入すると根本などにフラスが溜まる。褐色のカリントウ状で比較的硬い。
フラス
提供;埼玉県環境科学国際センター
サクラの根元に散乱したフラス
提供;埼玉県環境科学国際センター
クビアカツヤカミキリやフラスを発見したときは
クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されているため、生きたまま持ち運ぶ、持ち帰って飼育する、捕獲した個体を別の場所へ放す等の行為は法律により禁止されています。
成虫
成虫を発見した際には、市販の殺虫剤を用いるほか、靴で踏み潰すなどの方法で駆除を行ってください。警戒心が強く、素早く動くため見つけたら逃がさないように捕殺しましょう。
幼虫
幼虫は、樹木に入り込んでいることから、穴に詰まったフラスを取り除き、針金を挿入して刺殺する、または薬剤を注入して駆除してください。
捕殺・刺殺後は可能な範囲で写真等の記録を取り、埼玉県環境科学国際センター(電話0480−73-8331)か町環境対策課までご連絡ください。
クビアカツヤカミキリの詳細情報や詳しい防除の方法
クビアカツヤカミキリの詳細情報や詳しい防除の方法を知りたい方は、埼玉県環境科学国際センターのホームページをご確認ください。
サクラの外来害虫”クビアカツヤカミキリ”情報(埼玉県環境科学国際センター)(別ウインドウで開く)
お問い合わせ
伊奈町役場環境対策課環境対策係
電話: 048-721-2111(内線2251,2252)
ファクス: 048-721-2138
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